Fab!-Music speaks- レビュー

いきなりアルバム最終曲から
聞き出してしまった、
なんて破天荒笑。


Fab-ismはバーティカルのPVが
発表になってから
もう随分自分の体に勝手に馴染んだな。
って思い込んでいたので、
このアルバムの兄弟曲的な
ポジションとなるって
後から気づいた「Last forever」を
最初に、初めて最後まで聞いてみたら、
私が高校生の時に所属していた
オーケストラで演奏した、
アルルの女の「ファランドール」の
フレーズが出てきてピョコン!ってなった。


そのフレーズの直後に、
じんわりサビのメロディに戻っていって、
その雰囲気をまた変えるよ~って感じで、
バスドラがド ドンってなるのがすごい好きでさ、
その度にリズムに合わせて、かしわ手うっちゃう笑。


そのリズムが無邪気で可愛くて、
ド ドンが来るたび、ニコニコしちゃうんだけど、
でも実はその部分のバスドラだけじゃなくてこの曲中、
色々な楽器でそのリズムが散りばめられてて、
それが軽やかに煌めきを散らしてくれてるんだよね。


トランペットとサックスって音色が似てたりして
ブラスとかでも、ユニゾンしたりするシーンが
とても多いのだけど、この印象変わるシーンで
2つの楽器が、メロディーをリレーしているのが凄く好き。


別に変調してるわけじゃないんだけど、
ここからまた、ガラッと世界観変わるよー
っていう合図の音のうねり?みたいなのがあって、
一旦、緞帳さげまーす!でも、私まだいるよ?
みたいな感じで幕をめくって出てくる
裕翔くんを思い起こさせるとか最高では?
※裕翔くんがコンサートで全員はけた後に、
ステージに残って、何か一つネタを落として
うひひひって笑いながらはけていく、あれです(笑)


このシーンはボーカルも、多分裕翔くん→薮ちゃんで
【Amazing World 2人だけのために Fabulousな音が重なり合う】
ってリレーした後、涼介が主題に戻っていくところ、
胸が打ち震えて止まらんのです。。。


ボーカルの遠くで鳥が歌うみたいに聞こえる、はたまた、
あやしげな色気すら感じさせるソプラノサックスもすごく好き。
山田くんの歌声、透明感マシマシじゃない?どうしたの?綺麗よ
歌い出しのうちの子の声かわいい!!!
と、まぁ、思いは尽きないわけです。


ところで、私が習ってたピアノの先生が、
ジャズ出身の人だったんだけど、
曲解釈の時こんなふうな言い方(ガラッと変わるよー、とかw)
してたよな気がして、
三子の魂ってほんといつまでもいつまでもなんだな。と(笑)


そして、ついさっき、一軍選手のイヤフォンの電池が切れたので
以前使っていたイヤフォンを引っ張り出してきたらビックリ仰天
全然違う聞こえ方して、2コーラス目にピアノがガンガン
ジャジーなスゥイングを奏でている事に気付いて、はっとするという(笑)
※これ、実はFab-ismも、
コーダの展開以降めちゃくちゃ
ピアノが聞こえる事に気付いて、
すごくビックリしてます。
イヤフォンでこんな違うの(汗)


あー、だめだー、アルバム通して聞こうとしても、
こういった、Last Foreverの奥深さと、
Puppetとfab-ismの8つ打ちの沼から抜けられない。
踊らせて!フロアで!
ってなる(笑)


今私に足りないものは、多分大きな音かけて踊ることでさ…
シンセベースってかっこよくて好きなんだど、
Puppetとfab-ismのサビ以降、
シンセベースがブイブイグルーブ作ってて踊らにゃソンソン
みたいなテンションになってくるのたまらんな。


前回のParadeからの流れをくんでて、
同じベクトルを感じるのがこの3曲だなぁ、と思います。
「I」とかCall&Prayみたいな硬派さを感じるのがPuppet
始まる終わらないの作る世界観と
Fab-ismとLast Foreverの2曲は重なる気がして
そこで冒頭の兄弟曲の概念につながっていくわけです。


さて、Puppetの2コーラス目。
急に1音に対して載せる単語数(文字数)が減って、
その空間とリズム&メロディがより際立つというか…
居心地の良い違和感を生んでるのが、
この曲聴き続けちゃう理由の一つなのかな。
(1コーラス目は言葉の粒のせいで8つ打ちに聞こえるのに、
2コーラス目からはやっぱり4つ打ちに聞こえる)


2コーラス目サビ前のラップ、すごい上手い…。
※ごめんけど、このボーカル、最初ひかるくんだと思ってた。
先日のFab Music Speaks 配信の中で、
この部分に言及された時に初めて、
裕翔くんなの?!ってなった。
コントロールされたボリュームに
一定の幅感が見えるような…なのに、ちゃんと表現で遊んでる。
Last foreverの裕翔くんのAmazing Wolrdの歌い方や、
Puppetの2コーラス目のラップの歌詞のところとか、
職人気質というか、こう言う表現試してみようかな?
って意欲的に、実践に盛り込んでくる、度胸家というか…
このラップの表現も、裕翔くん…???って思うと、
その幅の広さが末恐ろしさすらある。
みんな、才能のある男のことなんて好きなはずだよね?笑


ワンコーラス目の大ちゃんのフレーズもすごく好き。
不思議な単語の羅列がびっくり箱から飛び出すみたいな勢い。
その対比が面白い!


しかも2コーラス目の優しい涼介の声で始まりが、
きちんと1幕、2幕って仕分けてくれてる。
2コーラス目のラップ前っていのちねかな?
いのおくんの【さまよう】の
【よ】一文字のしゃくりがかわいすぎて、
きゅん、きゅん、きゅん。


そういえばfabの語源のFabulousですが、
札幌に同名の素敵なカフェバーがありまして、
10周年の時、コンサートの後ご飯させていただいたんですね。
感染症拡大で大変な時かと思いますが、また、必ず伺いたいです。
お近くの方、ぜひ、行ってらしてください!!!


そんなわけで、意外と、アーティストコラボの曲より
Fab-ism、Puppet、Last Foreverばっかり聞いてしまってる。。。
それ以外だと、Kiss your lipsが、愛僕を彷彿とさせて、ダンスみたい。
そして、アルバムで聴いてもやっぱりI am/muah muahすごい好き。


今年いちばんのFabulousな出来事は、
アルバムfab music speaksに出会えたことかなーって思ってるよ。
これだけで、暗澹たる2020年の救いになった。
ありがとうHSJ!!!