2024.4.11(木) ブロードウェイ・ミュージカル ハネムーン・イン・ベガス@池袋東京建物ブリリアホール

自分的初日だったので、
あんまりギリギリに会場入るのもあれなので、
余裕を持って(仕事の外出予定と直帰をくっつけた)池袋へ。
おかげで、今日はいるために地方から着ていた友人にも会えた♡
座席について10分くらいはゆっくりできたと
思うんだけど、今、当日のポスト読み返していたら、
数分前に「だめだ…緊張して吐きそう。」って書いてたw
別に自分がステージに立つわけでもなんでもないのにw
そして終演後のポストは
「結構ちゃんとチュー😘で、
 ひゃーってなってた(ピュアかよ)w」
というwww


開演前に友人に、今日、上手側の席なんだよね。
と言ったら、あ、この表情みたいっていう顔の芝居は
上手が見やすいかも!と教えてくれていたので、
ああ!このハムハムチュッチュのことか?!と
公演中に、膝をたたきそうになりました。
それは冗談でさて、おいておいて。


いのおくんのコメディタッチな演技の幅?というか、
引き出しは、確実に出演を重ねてきた
「家政夫のミタゾノ」で培われたものだな、って思ったし、
以前、普通、ダンス(体を動かしながら)をしながら
歌をうたう行為自体が長い間訓練や練習を積まないと
できないことであると聞いたことがあって。
ものすごーーーーく頑張って、いのおくんが自信の無い歌を、
ダンスとともに歌ってくれているのを目の当たりにして、
正直また、いつもの…
【「園児のおゆうぎ会」を見ている時くらいの
 思考力と語彙を忘れた状態】になってしまってて、
「すごいよ、すごくじょうずにおどれてるよ、
 笑顔がかわいい(うるうる)…!」
という感情と思考に支配されていました、ずっとw


一方で、ベッツィ役の松田るかさんは、歌が大変お上手でした!
ただ、歌唱に全集中という気がして、
なかなか動きのある歌&演技というのは
前述のように、誰でもできることじゃないんだなぁと改めて感じて。


結果、2人芝居パートが多い1幕の
全体が【静】の印象として
私の中で成立してしまったように思います。
ただ、それは公演が2ヶ月近くもあるので、
もう少しこのあとこなれてくるのかな?とも。


それから、ミュージカルや舞台を見に行くと(コンサートもしかり)、
あ、きっと個々の部分は、俳優同士の芝居の中で
育っていったパートだろうな、くすくす。
みたいなことがあって。


まだ、この舞台も3回本番を迎えたまでだったので
そういった、遊びみたいな部分は
まだなかなか見えてこないのかなぁ、と感じました。
逆に、渾身の!みたいなシーンは
少し引いてみちゃったかな。
マヒちゃんのボケのシーンとか。


ベガスのホテルについて、コンシェルジュ
チャペルの情報を聞きに行くシーンとか、
ポーカーのテーブルについて、わちゃっとしているシーンとか、
そういうなんでもないシーンに
(メインのボーカルが歌っている最中なので、
 控えているというのもあるのかも)
アドリブ調のキャラに合った芝居が出てくると、
もう少し、全体に立体感が出るんだろうなぁと
思ったりしながら見ていました。


ちょっと流れが良くないので、閑話休題


いのおくんの衣装について。
どれも素晴らしくお似合いでした。
サックスブルーのスーツ、白✕グリーンのストライプシャツ、
 イエローのネクタイ。
②ベージュジャケット(ホテルロビー)、
 ブルーと白のギンガムチェックシャツ、
 インナーに白Tシャツ、デニムパンツ
③ネイビー✕赤✕白のストライプのポロシャツ、デニムパンツ
④空飛ぶエルヴィス、シルバーのパンタロンスーツ
⑤白いタキシード


改めて、お色直しを指折り数えると、実に5回!
いのおくん、少しおやせになったかしら…
タイト目の衣装多かったから笑。
とにかく、スーツがとてもお似合いだったわ💙
いのおくんが半袖シャツ着てるの
衣装でもあんまりないからとても新鮮。
ポロシャツから、シュッと出ている二の腕とかも、
スッキリ‥してたような気が?
そして、いのおくんの腕の毛、
ほんとになくなったわな・・・
と思いました(笑)


あと靴!お相手の方が小柄ということもあってか、
本人ヒール無い靴でも
よい身長差ぶっこいてて、
鼻血吹きそうでした。
いい。ちょうどいい身長差。
先日の、札幌のフェスのお衣装みたいに、
今日も危うくお腹が〜!?
っていうシーンがあったんだけど、
どこだったかなー。
(多分、すぐに動けかハイヤーラブのどっちか)

そして、空飛ぶエルヴィスのパンタロンスーツは
私のLINEスタンプにある「足の長さ5m!」をお送りしたい!!!
ほんとにスタイルよくって可愛くって、
赤?黄色?赤?黄色?って
この辺のくだりは、ずっとひーぼーにみえてたwww
一人百面相みたいにずっとぴえぴえしてて、ほんとに可愛すぎた………。


エルヴィスダンスのコーナー、
カロリー消費でかかったのか、
しばらく汗だくだったなあ…
ずっとあの可愛いおでこを見てられて幸せだったな。。。
と、2幕を見ている最中の
ハッピーな感情をおかずに
ご飯たくさん食べられるなぁ、と。
ただエルヴィスのシーン、
いのおくんは歌がほとんどなくて、
ダンスに集中モードでした。


繰り返しになりますが、やはり
ミュージカル歌唱とミュージカルダンスの
両立って難しいんだな、と。


ところで、パンフレットの中で印象的だったのが
上口さんと霧矢さんの
(ずっと)「何してんの?」
「ジャックの考えはいちいち浅はか」
というジャックのキャラクターというか
このミュージカル全体を的確に言い表しているな、とw
(すみません、上口さんの何してんの?には私が勝手に
「ずっと」を付け足しました。)


私は単純にいのおくんのファンなので、
ジャックに対して恋してるみたいな感じで
ずっと見ていられる舞台なのかな
と思っていたら、実はこのジャックが
私にとってはずっとのっぺらぼうの様でした。


どうして、ベッツィが彼を好きなのか?
マヒが本来はジャックを翻弄させる立場であるのに、
ハンサムな男の子と言って惹かれるのは理解できるw
って思ったけど、あんな出会って一瞬で、
(メンタル面を)救ってあげたい、手助けをしてあげたい、
みたいな気持ちにどうしてなったのか?
職業は何しているの?(映画は私立探偵)
この街が好きと歌っているけど、
住んでいるのはニューヨーク?
(これはI LOVE Betsy!の歌詞の中や、
 中盤で自ら明かされてるけど。)
ベッツィの年齢は自ら歌ってるけど、
ジャックは何歳?
結婚式のシーンに、甘さを取っておきたかったせいかもしれないけれど、
あんなにベッツイとラブラブ♡って冒頭に歌ってたのに、
いざ、2人のデュエットのシーンになったら、
ただ手をつなぐだけ???
もっとイチャつきのバリエーションはないのか?
って思ってた、というのは余談ですがw


心の底から湧き上がる、母性みたいなものが
ジャックからはどうしても生まれなかった(笑)
単純にいのおくんかわいいの母性だけが生きていた感じ。


それでも、いのおくんは2時間半以上、ジャックであり続け、
「見てくれてありがとう」って言い放ったその瞬間は、
100%の純度混じりけなしのいのおけいさんだったので、
しなだれ崩れそうになりました、ほんとにお疲れ様!!!!
大好きっ!!!!(いのおけいさんが)


ところで。2幕のハイライトの一つ。
マヒとの車のシーンで、頭の中で条件反射流れて、
え、高木くん?!?!って左右を探してしまった(笑)
さっきのラブ感情(態度)のバリエーションも、
高木くんから学んでくれw


2幕も、上口さんの「ずっと何やってんの?」という
フレーズがぴったりだったなぁ、とw
マヒの誘惑を受け入れた?受け入れていない?
どちらでも取れるような演出になっているのは、
一応アイドルである、いのおくんに気を使ったのかなぁ・・・?
(それは、1幕でのイチャイチャ度を抑えた部分も
 そうなのかな?と思わざるを得ない)
でも、2幕のぶっ飛び感は、すごく良かったです。
コメディとうたっているくらいなら、
これくらいやらなきゃって(笑)
前半、私の席の周辺からは笑いも、息を飲む音も
何一つ、客席のリアクションを感じられなかったんですが、
2幕は流石に、空から、
イラストの空飛ぶエルヴィスが降ってきたのには、
爆笑でしたwww


1幕を静、2幕を動(ベッツイの心の動揺の動でもある)とすれば
全体的に、緩急がある舞台だったんだろうな。
という解釈で残り5回の観劇を楽しめればいいな、って思っています!