通勤をしなくなって久しいのですが、

久しぶりに地元駅まで歩いていたら、

いつもと違う風景に気がつき、

何が足りないんだろう・・・

としばし考えて、90歩くらい行き過ぎたところで

銀杏の木が切り倒されていることに気がつきました


目黒川は桜の並木であまりにも有名ですが、

その桜がいったん途切れた箇所の丁度中央地点に

立派な銀杏の木があったのだけど

見る影も無くなっていました


なぜか一本だけぽつんとたっていたその木は、

秋になるとたわわに実をつけ、

独特な匂いを放っていたし、

カラスが巣でも作っているのか、

いつも回りでかーかーと聞こえるし

なんなら、その遊歩道を歩行中、

カラスに襲われたこともあるのだけど


東京の銀杏は秋に色づくのではなくて

冬の始まりに色づく。

寒くなるに連れてどんどん、

黄色が深い深い色に変わってゆく様が好きだった

前の職場の窓の外にもなぜか一本だけたたずむ銀杏の木を

業務の合間に、ぼんやりとよく見やったものだった


先日の変わってゆく渋谷駅の駅舎の話、等々

年々、感傷じみてきて、やーねー


変わってゆくことをなぜ

ぼくらはおそれるのかな

かわらないものを

わらうくせに