天のしずく"辰巳芳子いのちのスープ"を観に行ってきた。
辰巳芳子さんは、作家で料理研究家。
料理と言葉を紡ぐことはにていると思う。
料理は食材と食材とを繋ぐ"あいだとあいだ"を
人が、ととのえたり、くわえたり、すこし間引いてみたり
バランスよくしてゆく作業だし、
言葉も同じような作業によって洗練されてゆくものだと思う。
わたしは言葉も料理もやさしく響いたり、
優しく味わえるものが好きだ。
辰巳芳子さんのスープと言葉には
ひとのぬくもり、やさしさがつまってる
きっとそんな気がした。
映画の中で、感銘を受けた言葉があった。
お鍋の中でお野菜を炒めるときは
お野菜自身が、きっと次はこうやって混ぜられるというのを
予感できるようなへら使いをするように
へら使いは自分の意思、
鍋の中の野菜は、私を取り巻く環境。
首尾一貫、行動の意味付け。
来月、誕生日を迎えると30歳になる私への
大切な言葉となった気がする。
秋がすすんでゆき、ここ最近では最低気温が10度を下回る事も増えてきた。
寒さに弱いわたしなので、ここ最近の飲み物はすっかり暖かいお茶となったし、
スープ屋さんの前を通ると自然と足がとまる様になってきた。
この映画を見た事もあって、家庭用のブレンダーが欲しいなって
思い始めており、家電量販店や、インターネット、
キッチン雑貨屋で、ブレンダーの物色を初めていたところ、
なんと我が家に一ヶ月はやいサンタクロースがやってきたらしい。
(父が、懸賞で偶然ブレンダーを当選させたのだった!)
さっそく、じゃがいものポタージュ。
ごちそうさまでした!