急に世界が、

連なる万国旗のように、

目の前にさがって、

続いてくような感覚


本とか、ことばとか、


小学校の運動会を思い出す。

砂利を箒ではいて、

つるつるのグラウンドを

裸足でかける。

頭上には万国旗。


君はあの頃のそんな無邪気さで、

続いていこうと言った


あしたはわからないから

うんそうだね

と、物分かりが良い振りをして

今夜もまた眠ろうね、大丈夫、きっと