七夜待

昨年公開の、長谷川京子主演の七夜待を見ました。

七夜待 [DVD]

七夜待 [DVD]

ドキュメンタリー映画っぽいその雰囲気は、

脚本の代わりに、大筋の流れが書かれたメモを出演者に手渡して、

即興的な演出を行ったということで

その空気感なのだと思う。


それにしても、

長谷川京子ちゃんが本当にきれい。

美しい。


主人公彩子がタイに降り着くところから物語が始まるのだけど

(といっても物語らしい物語はない。

 淡々とタイでの生活が描かれる、

 その中にちょこっとの人との暖かいやりとりや、いざこざを含みながら)

何しろ暑いタイなので、

長谷川女史は常にタンクトップ、デニムパンツかタイパンツのいでたち。

その美しい体躯の線があらわにされ、

女性の体は、こう美しくあるべきなのだなと(笑)


ふとしたきっかけで、

タイ古式マッサージを営む現地住民の家にお世話になることとなり、

その家族と、友人達と交流してゆく中で、

小さな事件がおこり、言葉が伝わらないもどかしさと、怒りの興奮とで、

男女交えた大の大人が取っ組み合いのけんかをするシーンは

国際色が見えたし、みんながみんな本音をぶつけ合ってて、

人のけんかというフィルターがあったからか、

興味深いなとか、不謹慎ながら。

東京にすんでいて、本音をぶつけ合うことって

私にとっては、めんどうくさいことの一つというか、

私一人があきらめてしまえばすむのであれば、

のどの奥に飲み込もうとおもってしまう体質であるけれど、

きっと追いつめられたら彩子のように振る舞うだろうなと。

追いつめられてない生活は緩く私の首をしめているんだろうな、とも。


私が

解き放たれるときはいつ?


自問ばかりでは何も始まらないのだから、

行動が、始まりなのだから。